クモはなぜ自分の巣にくっつかないの?糸の違いと足の秘密

クモって、自分の巣の上を歩いているのに、
なぜくっつかないのか不思議ですよね。

虫はクモの巣に引っかかるのに、
クモ自身はスイスイ歩いているように見えます。

「自分で作った巣なのに、どうして絡まらないの?」

と思ったことがある人もいるかもしれません。

ポイントは、
クモの巣の糸が全部ベタベタしているわけではないことです。

さらに、クモの足にも、
巣にくっつきにくくする工夫があると考えられています。

今回は、クモが自分の巣にくっつかずに歩ける理由を紹介します。

この記事でわかること

この記事では、

・クモが自分の巣にくっつかない理由
・ベタベタする糸としない糸の違い
・クモの足にあるくっつきにくい工夫

をわかりやすく紹介します。


1. クモの巣は全部がベタベタしているわけではない

クモの巣というと、
全体がベタベタしているイメージがありますよね。

でも、実はクモの巣は、
すべての糸が同じ性質を持っているわけではありません。

虫を捕まえるための、
くっつきやすい糸があります。

一方で、クモ自身が歩いたり、
巣の形を支えたりするための、
くっつきにくい糸もあります。

クモは、この糸の違いを利用しながら、
自分の巣の上を移動しています。

つまり、クモが巣の上を歩ける理由のひとつは、
歩きやすい糸を使って移動しているからです。


2. 虫を捕まえる糸はベタベタしている

クモの巣には、
虫を捕まえるための粘着性のある糸があります。

この糸には、
小さな粘着物質がついていて、
虫が触れると絡まりやすくなります。

飛んできた虫が巣に当たると、
そのベタベタした糸にくっつき、
動きにくくなります。

クモにとって、この粘着性のある糸は、
エサを捕まえるための大切な仕組みです。

ただし、巣のすべてがこの粘着糸だけでできているわけではありません。

巣を支える糸や、
中心から外側へ伸びる糸などには、
くっつきにくい部分もあります。

クモは、そうした糸の違いを使い分けているのです。


3. クモは歩く場所をある程度選んでいる

クモが巣の上を自由に歩いているように見えても、
実はどこでも同じように歩いているわけではありません。

クモは、粘着性の少ない糸や、
歩きやすい部分を使いながら移動します。

たとえば、円形の巣では、
中心から外側へ伸びる糸や、
巣の土台になる糸があります。

こうした部分は、
虫を捕まえるためのベタベタした糸とは役割が違います。

クモは、自分の巣の構造を利用して、
できるだけくっつきにくい場所を通っていると考えると分かりやすいです。

つまり、クモはただ無防備に歩いているのではなく、
巣のつくりをうまく使って移動しているのです。


4. クモの足にもくっつきにくい工夫がある

クモが巣にくっつきにくい理由は、
糸の違いだけではありません。

クモの足にも、
くっつきにくくするための工夫があると考えられています。

クモの足には、
細かい毛のような構造があります。

この細かい毛によって、
ベタベタした部分に触れても、
接触する面積が小さくなりやすいと考えられています。

さらに研究では、クモが粘着糸に触れるとき、
脚の動かし方によって粘着の力を小さくしていることや、
脚の表面にくっつきにくくする成分がある可能性も報告されています。

つまりクモは、
糸の種類だけでなく、
足の構造や動かし方も使って、
自分の巣にくっつきにくくしているのです。


5. 足を慎重に動かしている

クモは、巣の上を歩くときに、
足を雑に動かしているわけではありません。

粘着性のある糸に触れるときも、
足の置き方や離し方を工夫していると考えられています。

強く押しつけたり、
べったり広い面で触れたりすると、
くっつきやすくなります。

でも、接触する面積を小さくしたり、
糸を引っ張りすぎないように動かしたりすれば、
離れやすくなります。

クモは、こうした細かな動きをしながら、
巣の上を移動しています。

小さな体ですが、
自分の巣の上を歩くために、
とても繊細な動きをしているのです。


6. それでも絶対にくっつかないわけではない

クモは自分の巣にくっつきにくい工夫を持っています。

ただし、
絶対にくっつかないわけではありません。

粘着性のある糸に強く触れたり、
体全体が絡んだりすれば、
クモでも動きにくくなることがあります。

また、クモの種類や巣の形によっても、
糸の性質や移動の仕方は変わります。

すべてのクモが同じような巣を作るわけではなく、
すべてのクモの巣が同じようにベタベタしているわけでもありません。

そのため、
「クモは絶対に自分の巣にくっつかない」
というより、

くっつきにくくなる仕組みをいくつも使っている

と考える方が自然です。


クモの巣を見つけたときの注意点

クモの巣は、
虫を捕まえるためのとてもよくできた仕組みです。

外で見かけるぶんには、
自然の不思議として観察するのも面白いです。

ただし、家の中や通り道にあると、
少し気になることもありますよね。

その場合は、
無理に手で触らず、
掃除道具などを使って取り除くと安心です。

また、クモは害虫を食べてくれることもあるため、
屋外で見かけた場合は、
むやみに刺激しない方がよいこともあります。

クモの巣を見つけたら、
「全部の糸がベタベタしているわけではないんだ」
と思って観察してみると、少し見え方が変わるかもしれません。


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クモの巣は、
自然の中では虫を捕まえるための大切な仕組みです。

ただ、玄関やベランダ、窓まわりにできると、
掃除が少し大変に感じることもあります。

家の中や通り道のクモの巣が気になる人は、
高い場所や隅を掃除しやすいアイテムを使うのもひとつの方法です。

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まとめ|クモは糸の違いと足の工夫で巣の上を歩いている

クモが自分の巣にくっつかない理由は、
ひとつだけではありません。

まず、クモの巣は、
全部の糸がベタベタしているわけではありません。

虫を捕まえるためのくっつきやすい糸と、
クモが歩きやすい糸があります。

クモはその違いを利用しながら、
自分の巣の上を移動しています。

さらに、クモの足には細かい毛のような構造があり、
粘着部分との接触を少なくしやすいと考えられています。

足の動かし方や、
くっつきにくい表面の性質も関係している可能性があります。

つまりクモは、
糸の違い足の秘密を使って、
自分の巣の上を上手に歩いているのです。

何気なく見かけるクモの巣にも、
生き物のすごい工夫が隠れています。


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